白内障とは

目の中には、カメラに例えるとレンズの役割をする無色透明の水晶体という器官があります。この水晶体が何らかの原因で混濁し、様々な眼症状がみられ、日常生活に影響を及ぼすようになります。主な症状は以下の通りです。

  • 光をまぶしく感じる
  • 視界がぼやけて見える
  • 外灯や月が2-3つに見える
  • 視力が低下する、免許が更新できない
  • 眼鏡が合わなくなる、近視が進む

なお発症の原因については、ひとつとは限りません。多くは加齢によるものですが、別の眼疾患(ぶどう膜炎、糖尿病、アトピー性皮膚炎など)、薬剤の影響(ステロイドの長期投与)、目のケガ(眼球打撲 等)などによって引き起こされることもあります。

日帰り白内障手術

当院では、日帰り白内障手術を行っています。術後は通院により診察を受けていただいております。

手術の概要は、超音波により白内障を除去し、水晶体の代わりとなる人工レンズ(眼内レンズ)を挿入します。眼内レンズの度数の選択により、術後の眼の度数(近視や遠視の程度)を変えることができます。たとえば強度近視の患者さまでは、術後軽い近視にすることが可能です。

なお、当院では多焦点レンズは採用しておりませんが、保険適用内で使用できる単焦点眼内レンズのほか、術後に一定の明瞭度・焦点の広さを持ちあわせた保険適用の眼内レンズ(アイハンス等)も取り扱っております。追加費用(選定療養や自由診療の差額費用)が発生することはありません。

術後の度数を選択する基準は、患者さまの希望が優先されますが、当院ではこれまでの研究や臨床実績、世界的な疫学データ等をもとに、患者さまのライフスタイルに合わせた適切な度数をご提案いたします。ただ、白内障術後も、必要に応じて眼鏡をかけることが一般的です。

後発白内障について

手術後数か月〜数年を経て、レンズを固定している袋(後囊)が濁り、再びかすんで見えるようになることがあります。これは白内障の再発ではなく、外来でのレーザー治療(数分程度)により、濁りを取り除いて視力の改善を目指すことができます。処理を行った部位が再度濁ることは基本的にありません。(※レーザー治療にも一時的な眼圧上昇などのリスクが生じることがあります。詳しくは診察時にご説明いたします。)

白内障が心配な方は、まず当院を受診してください。診察の結果手術が必要と判断された場合は、画像やデータをお示ししたうえで、分かりやすく解説し、詳しい内容・段取りについて記載した案内書をお渡ししています。